特別養子縁組においてマッチングは、もっとも重要なプロセスといえます。育て親となる夫婦がどんな環境で育ち、血縁関係のない子どもを育てていく覚悟、養子となる子どもとの年齢差、夫婦の経済力などが考慮されます。ほかに同居する子どもがいる場合は、その子どもとも事前に面談をします。

児童相談所では、里親の打診のあと、面会による交流を経たのちに、しばらくの期間共に生活をする、「お試し期間」が設けられています。養親は迎え入れる子どもに対する状家をつけられませんが、約半年間のこの期間で、親として子供と生活していくこと困難であると判断したら、縁組みを断ることは可能です。家族として生きていく決心ができたら、家庭裁判所へ申したてを行います。

民間団体の場合は、各団体によるので決まった流れはありませんが、各団体の設定している養親の条件を満たしているかを面談や家庭訪問などにより審査し、合格した夫婦に講座や研修を行ってゆきます。委託時期については、子どもが生まれる前や産まれた直後に各団体によって選定された養親への打診があり、了承すれば仲介開始となります。乳幼児んど早い段階での紹介もあるので、子どもが生まれた病院などで育児研修を受けることがあります。

法改正等により、徐々に特別養子縁組が増加して行く中で、インターネットのアプリを利用し、マッチングサービスシステムが誕生しました。効率化により養親となる側の負担、費用は大きく削減されます。サービスの効率化が進む一方で、子供の人身取引としての側面もあらためてクローズアップされてゆくことにもなりました。